JapGirl’s blog

世界と日本の情報発信を行なっています。訪れた事のない都市や国も取り上げて、最終的には世界中全ての国を紹介する予定。 Twitter はこちらのIDで検索 @JapGirl5

都市・国紹介 12日目:中国 🇨🇳

都市・国紹介12日目:中国(正式名称:中華人民共和国/People's Republic of China)

人口も領土も桁違い、経済発展が目覚ましい国。

 

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北京・上海・豫園(庭園ヨエン)

 

大半の地域が温帯で大陸性モンスーン気候に属するものの、南北の緯度差が50度もあるため、地域によって季節や平均気温に差がある。南方の一部は亜熱帯と熱帯に属する。

人口は約14億人で、これは日本の総人口の約14倍である。

首都は北京(ペキン)、国は23省、5自治区、4直轄市と2特別行政区からなっている。

面積は約960万㎢で世界で三番目に大きな領土を有している。日本の約26倍。

公用語中国語(普通話)だが、広東(カントン)語上海(シャンハイ)語福建(ホッケン)語など地域の方言がある。中国語は世界で最も話者が多い言語である。

総人口の92%が漢民族、その他が55の少数民族で成り立っている。特に国土の西や北の国境に近い地域では少数民族が生活をしている。中国西部にある昆明では少数民族が集まる民族大学などがある。

中国で宗教人口は約2億人と言われており、仏教、キリスト教イスラム教や道教などが信仰されている。特にチベットでは1300万人以上の熱心な仏教徒がいるとされている他、その他の地域でもキリスト教を信仰する人口が増加している。宗教は禁止されていないものの弾圧が行われている事実があるなど、宗教に関する歴史は複雑になっている。

日本を含め、東アジアでは儒教などに関連する多くの文化を共有している。個人差はあるが、ユーモアのセンスや、集団的意識などは東アジアで共通点が多く、気が合う。GoogleYoutubeAmazonなどは本土で使用できないが、その代わりに百度(バイドゥ)ビリビリ動画淘宝網(タオバオワン)など、独自のインターネットのプラットフォームが発展している。また、支払いなどの電子化も進んでいる。ケータイを利用したWechat Pay(ウィーチャットペイ)などの電子決済に関わるインフラは都市部以外の地でも整っており、逆に電子決済以外を受け付けていない店も近年多くなっている。クレジットカードも都市部を除いて、海外資本のものは使用できない事が多く、その代わり銀聯(ギンレン)カードなどが主流になっている。街中にレンタル自転車や、レンタル電動スクーターなどが整備されており、短〜中距離間での移動がしやすくなっている。食べ物などの物価は比較的安く、大学などの教育にかかる費用などもとても安価(外国人の授業料などは中国人のものに比べると高い)。学生は自宅を離れ寮生活をする場合が多く、旧正月などの休暇では一斉に帰省する。

中国の食文化は地域によって少しずつ違いがある。食材や調理法にバリエーションがあり、外国でも広く親しまれている。中国全土で、海鮮だけでなく川魚などが食される他、蛇や一風変わった食材も料理に使用される。米や麺を主食としており、それら原料の生産量は世界的にも多い。中国の果物は寒い地方から暖かい地方で取れるものまで種類も豊富で、美味である。

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レンタル自転車・チーズクリームマンゴージュース・串系

冬場は火鍋が人気で、唐辛子を大量に入れた辛いものから、鶏や魚介類、豚骨などの出汁で作られた白湯(パイタンスープ)など様々なスープと具材を入れて食べられる。四川(シセン)では特に辛いものが好まれ、食べるとピリピリと痺れるスパイス・花椒(英語では四川胡椒と呼ばれている)や、唐辛子が多く料理に使われている。コンビニなどで売られているソーセージ(中国腸詰)は甘みがあったり独特の香りがあり、しかも100円程度で食べられる事からハマる人も多いのではないだろうか。中国の食文化は挙げ始めたらキリがない。

中国には41箇所の世界遺産があり、文化や自然に恵まれている事が伺える。

日本にとって最大の貿易相手国で、日系企業の海外拠点としては世界一である。都市部の開発が進んでおり、北京上海を始め武漢(ブカン)重慶(ジュウケイ)広州(コウシュウ)などでビルの街並みが広がっている。また、近年では中国澳門(マカオ)香港(ホンコン)を結ぶグレーターベイエリアの開発に力を入れており、ますますの経済発展が見込まれる。

 

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八百屋で買った果物と雲南省のお土産花入餅・魚と鴨の血の焼き物

コメント

食文化は楽しむしかない。筆者のおすすめは重慶の酸拉麺と串もの系だ。串にさしてある食べ物はだいたいどれも美味。

日本とは接点も多い分政治的な対立も見られ、確執があるのは確かだ。しかし、経済や貿易の利益を目的のためだけに関わらず、中国と平和的な関係を築いて欲しいと思っている人は少なくないのではないだろうか。筆者の知る中国人は皆勤勉でとても親切、今まで色々な場面で筆者を助けてくれた紛れもない「いい人達」なのである。数年前の中国行きのフライトで、隣の席に座っていた寡黙な中国人男性は、筆者が寝づらそうにしているのに気づき当たり前のように自分の枕を差し出してくれた。その後も何かと気にかけてくれていたこの男性は、着陸後にちゃんとお礼を言う前に颯爽と去っていった。筆者はおそらくこの事をずっと忘れない。

 

 

参照

外務省 中華人民共和国<https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/index.html>

王 柯 (2018)「畏敬」の争奪 現代中国における政治と宗教 国際問題No.675

<http://www2.jiia.or.jp/kokusaimondai_archive/2010/2018-10_005.pdf?noprint >

趙 瑋琳 (2019) 中国ネット3強から脱落か、AIに賭けたバイドゥの行方は 日経XTECH 

<https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00797/060400004/>

中国駐大阪観光代表処 <http://www.cnta-osaka.jp/>